特別講演会のお知らせ【2019.9.10 審良 静男 先生】(2019.08.20更新)
演題 | 炎症・免疫応答に関わるエンドリボヌクレアーゼRegnase-1 |
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演者 | 審良静男 先生 |
所属 | 大阪大学免疫学フロンティア研究センター、微生物病研究所、自然免疫学分野 |
日時 | 2019年9月10日(火)15:30-16:30(予定) |
場所 | 北海道大学医学部学友会館フラテ 2階 特別会議室 |
主催 |
北海道大学遺伝子病制御研究所大学院医学院分子神経免疫学 |
共催 | 日本生化学会北海道支部 |
概要 |
炎症や免疫応答は、ダイナミックな遺伝子発現の変化を伴う。遺伝子発現は、
転写、シグナル伝達経路、さらにはmRNAの安定性等いろいろな段階で制御されている。これまでは、転写制御の研究が勢力的に行われてきた。しかし最近の研究で、転写制御と同様にmRNAレベルでの遺伝子発現の制御も、炎症・免疫応答では重要な役割を果たすことがあきらかとなりつつある。われわれは、リポポリサッカライド誘導遺伝子としてZc3h12a遺伝子を同定し、ノックアウトマウスの解析から、その遺伝子産物がIL-6, IL-12の3’非翻訳領域のステム・ループ構造に結合し、これらのmRNAを分解するエンドヌクレアーゼであることをあきらかにした。機能に基づき、この分子をRegulatory Rnase-1(Regnase-1)と命名した。このセミナーではRegnase-1の機能と制御について述べてみたい。
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連絡先 |
北海道大学遺伝子病制御研究所分子神経免疫学分野 |
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