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北海道支部について

特別講演会のお知らせ【2024年3月7日 吉村昭彦先生】(2024.02.01更新)

慶應義塾大学医学部 微生物学免疫学教室 吉村昭彦教授の講演会を企画いたしました。多数のご参加をお待ちしております。

演題

サイトカインシグナル制御と免疫寛容の分子機構

演者

吉村 昭彦 教授

所属

慶應義塾大学医学部 微生物学免疫学教室

日時

2024年3月7日(木) 17:45-19:15

場所

北海道大学 薬学部1F 臨床薬学講義室

主催

日本薬学会北海道支部・日本病理学会北海道支部

後援 日本生化学会北海道支部・北海道大学大学院薬学研究院

概要

免疫応答では病原微生物やがん細胞を排除するアクセルとなる正の反応と過剰な反応を抑えるブレーキとなる負の応答がバランスを保つことが必要である。炎症性サイトカインは正の反応を促進し、制御性T細胞(Treg)やがんのチェックポイント阻害剤の標的であるPD-1やCTLA4は負のブレーキの一つである。我々は長年サイトカインシグナルの制御機構に関する研究を行い、JAK-STAT経路の負の制御因子としてSOCSファミリーを発見した。これらの負のブレーキを踏む転写因子としてNR4aが見出された。本講演では特にTregによる脳内炎症の制御機構とNR4aによる免疫寛容の分子機構について総括しつつ最新の知見を交えて解説したい。
参考文献: Ito et al. Nature 2019 565: 246-250 Sekiya et al. Nature Immunol. 2013; 14: 230-237  Chen et al. Nature 2019; 567: 530-534  吉村昭彦;ブルーバックス「免疫『超』入門」(講談社)

 

連絡先

北海道大学大学院薬学研究院・衛生化学研究室 松田 正(tmatsuda@pharm.hokudai.ac.jp)

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